ゼルダ

ゼルダ

2002年用年賀状としてかきました。年賀状らしからぬ年賀状。最近の私のイラストのテーマは「光と風」なので、それをできるだけ表していこうと思って作成しました。安直?でも「これが私の絵柄だ!」と言い切れる迄はしつこくやっていこうかなあなんて思っていたり。というか単純に好きなだけなのです。下手の横好き?いいえ、好きな物こそ上手なれ!ですね。精進します。ところで、このイラストのゼルダは私にしては珍しく時オカゼルダだったりします。もーなんというか、『ゼルダ最強伝説』というか、総てを悟った知恵の女神たる存在として………偉そうに……かいてみました(しーん)。総てを悟っているからこそ、悲しいのだと思っています。総てがわかっていてもどうにもする力がなかったら……歯がゆいだろうし、「自分の存在って何?」という問に対する答えが返せないのだろうし……。厳しい言い方をすると、どうにかできてこそ、自分の価値は見出せるのかな……と。……ところがそうでもないと、本音は思っています。小さな事でも考え様によってはとっても大きな存在になるのだと、最近になってようやく頭だけで無く、身体で感じられるようになりました。もう年かの?(笑)。『時のオカリナ』のエンディング……色々な解釈が有るかと思います。私は一時ゼルダが何故最後にオカリナを吹いたか、何を想って吹いたのか、理解していませんでした。大団円でハッピーエンドだと想っていたエンディングも、違う視点から見ればとても悲しい悲しい……。今居る自分の存在を消す事になっても、それが幸せな事だと、判っていてもそれを実行に移すのって、とても難しい事だと想います。自分の想いを隠して全体の為を想う……とても大人だなあと想いました。「コンドハフタリトモシッテイル」という言葉に(注:想像であってゲーム中にはこんな台詞はありません)総てを託せると信じてこそ、穏やかな顔ってできるのかな……。

20020101