面白話19991120
【弁当シリーズ】
○母が愛情をこめて作ってくれたお弁当は、いつもおかずがたっぷり入ってい
た。上下を切ったウィンナーは縦にビッチリと詰められていて、友達はそれを
「弾丸ウィンナー」と呼んだ。
【電車シリーズ】
○前の席のおじさんが立ち上がったので、座れると思い網棚の鞄をおろしたら、
そのおじさんの頭にヒットした。辞書が2冊も入っていた。
【電車シリーズ】
○会社帰りの電車が遅れていた。そこへ車内アナウンスが。「本日、○×駅で
の人身事故のため電車が遅れております。そのため、この電車は…」ここまで
言って沈黙が流れた。長い長い沈黙の後、次に聞こえてきたのは「お出口左側
です」。
【信号待ちシリーズ】
○交差点で右折待ちしていたら、同じく前で右折待ちをしていた新品ピカピカ
のバイクが発進しようとして右側に倒れ、慌てて起こそうとして左側に倒れた。
○私の町の町議会議長は皇太子ご夫妻がお見えになった時、雅子さまに「あん
たなぁ〜」と話かけたそうです。
【ファミレスシリーズ】
○ウェイトレスをしていた頃、混んでる時に入口に置いてある「お名前と人数
をお書きになってお待ち下さい」という紙に「とんかつ、2」と書いてあった。
○ケンタッキーでバイトをしていた時、暇な時間にはトレーを拭いていた。そ
こへお客様がいらっしゃったので「いらっしゃいませ!こちらのトレーをごら
んください!」と精いっぱいの笑顔で言い切ってしまった。
【おじいちゃんシリーズ】
○私は理容師ですが、この前お店に来た髪の毛のうすいおじいちゃんは「孫が
来ているので家でゆっくり寝てもいられない」と不機嫌そうに話していました。
イスに案内しておじいちゃんの頭を見ると、赤いマジックでチューリップが描
かれていました。
○トイレに行った時、洋服のボタンが取れて便器に落ちてしまった。用を足す
前だったので「よかった〜」と思って拾おうとした瞬間、ゴーっという音と共
に流れてしまった。手をかざすと流れるトイレを初めて憎らしく思った。
【愛しのペットシリーズ】
○引っ越し初日のこと。まだ環境に慣れていない犬のタロウが、ドアガラスが
あるのに気づかずに食事中の家族を目掛けて突進してきました。「ドン!キュ
ゥーン」という音がした後、タロウの顔を見てみると鼻血が…ガラスには鼻の
跡がついていました。
○高校に天皇陛下が視察にいらっしゃった時のこと。担任の先生は、天皇陛下
が教室にお見えになったらしっかりした挨拶をしようと色々考えていたらしい
が、動転して口をついて出た言葉は「あ、どうも…」だった。
○ある夜、ふと目が覚めた時間が1時11分だった。「偶然だなぁ」と思いな
がら再び床につき、次に目覚めたのは2時22分だった。「うわぁーっ!」と
いう期待で胸をふくらませた3時33分は、結局緊張のあまり寝られないまま
迎えることになった。
○メル友の女の子と「会いましょう」ということになった。約束の前日になる
と「時間、場所」という件名で「午後6時、○○駅西口コインロッカー前」と
いう、なにやらスパイのようなメッセージが届いた。
○がんばるぞ!とガッツポーズをしたらヒジをぶつけしばらくがんばれなかった。
○図書館で推理小説を借りてきた。最初のページをめくると登場人物の紹介が
あり、名前の下にボールペンで「犯人」と書かれていた。
【電車シリーズ】
○電車で痴漢に遭った。頭にきたのでその手首をギュッとつかんで怒鳴りつけ
てやろうと思ったその時「やめてください、やめてください、その手を離して
下さい…」と震える声でその痴漢に哀願された。立場が逆だと思う。
【電車シリーズ】
○急ブレーキでつり革につかまろうと出したこぶしが、目の前にいたおじさん
のアゴにヒットした。
【弁当シリーズ】
○母が朝、急いでお弁当をつくっていた。昼になっておにぎりをほおばったと
ころ、中から具として出てきたのはサカナのかたちをした醤油さしだった。
【東京ディズニーランドシリーズ】
○私は記念撮影の時、ミニーに耳で2往復ビンタされた。
○1歳の子を背中で眠らせ、3歳の子と手をつないで買物に行った。よせばい
いのに強引に踏み切りを横断したら、背中で眠っている1歳の子に遮断機が直
撃してバウンドした。
○息子が3歳だったころ「今年のクリスマスは、サンタさんに何をお願いした
の?」と聞いてみたら「ちくわ」と即答された。
○朝、犬の散歩をしていたら、登校する途中の小学校2年生ぐらいの男の子が
犬を指差して「その犬、噛む?」と聞いてきた。撫でたいのかなぁと思って、
「ううん、噛まないよ」と笑顔で答えたら「な〜んだ」と非常に残念そうに言
って去ってしまった。噛まれたかったのだろうか…。
○息子がボケをやったように思えたので、まさかと思いながらツッコんでみたら
見事に反応が返ってきた。「成長したなァ…」と、涙が出そうになった。
【おじいちゃんシリーズ】
○病院の待合室で正面におじいさんが二人並んで座っていた。二人をジーっと
見つめていた当時5歳の長男は、突然何を思ったか二人に近付いて行き、その
一人を指差して私に尋ねた。「パパ、こっちの方がイジワルじいさんやろ?」
【愛しのペットシリーズ】
○私の街では、捨てられたアイボが野良犬化して問題になっている。
○近所の庭先でくつろいでいるネコを、ニャーニャーと言ってからかっていた
ら、突然縁側からチクワが飛んできた。
○先日、仕事が忙しすぎて疲れ切っていた父は、お茶をいれようとして茶筒の
中に湯を注いでしまったらしい。
○ケンタッキーでバイトをしていた時のこと。混雑する時間帯が過ぎてちょっ
と暇になり、考え事をしながら洗いものをしていた時、ふいにお客さまが入っ
てきた。とっさに出てきた言葉は「いらっしゃい!」だった。
○庭で草取りをしていた隣のおばさんの声が聞こえてきた。
「キャーッ!ゾウリムシ!」
○初めて訪れた東京ディズニーランドでのこと。人込みの中にミッキーを見つ
けたので「ミッキー!」と走り寄っていったら、鼻でどつかれた。
○尻切れトンボが本当に飛んできたら恐いだけだ。
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